人生には運の向いている時と不運の続く時が交互に巡ってきます。ずっと好調という人はいません。スポーツ選手も企業業績もやはり栄枯盛衰です。
もがいても駄目な時は駄目ですね。それが大殺界かと思います。
六法占術では人生は12年のサイクルで巡り、その中の3年間が「大殺界」と呼ばれる停滞期です。「自分の見つめ直し、次の9年に備える時期として恐れたり、ネガティブに捉えるべきではない」とされています。
トイレ掃除をしても、玄関掃除をしても、これから逃れられる事は出来ませんでした。でもダメージを最小限に留め、その中で次に繋がるという形で乗り切る事は可能です。
最近、その3年の苦境を終えたのですが、その時期に対して、大殺界を経験していると認識したのはすでに3年目を半分過ぎた頃でした。
突入の前年までは、とにかく色々と仕事は忙しく、物事が次から次へと回っていました。しかし年が明けて暫くした頃から、急激に物事に勢いが無くなり、仕事で手掛けていたプロジェクトが次々に頓挫。取引先の事業譲渡等もあり、とにかく振り回される事が続き、自分のミスも重なって、とにかくトラブルの連続でした。
一つの大型案件はこれでもかという位、必ずステップ毎に問題に見舞われて頓挫しかけ、何度も「これまでかも」と諦め掛けました。
「何故、こんなにトラブルが続くのだろう?トイレ掃除は続けているのに!」と嘆いた時期もありました。それでも掃除を止めるともっと悪化するような気もして、続けていました。
そんな時にふと大殺界という存在に気づいたのです。何かストンと落ちたように納得しました。
その3年を経た後、その頃のトラブルの数々が今は少しずつ新しいビジネスの種として芽吹こうとしています。
見つめ直しの時期とはよく言ったものですね。あまり深刻にはならず、一つ一つを丁寧に対応し、どうにかしよう、打開しようと、もがき回らない方が良いです。状況を受け入れて、ジッと嵐の過ぎ去るのを待つ。
過ぎればまた台風の後のように晴天が広がります。
ちなみに1年、1ヶ月のサイクルの中にも大殺界は存在します。
誰もが必ず通る道なので、焦らず、思い詰めずに乗り切ってしまいましょう!