世の中には頭痛に悩む人は大勢いますが、私もその中の1人です。
特に30代前半から偏頭痛に悩まされるようになりました。
この偏頭痛はトイレ掃除では克服する事は出来ません。
しかし積年の試行錯誤の上、自己流の対処法でなんとか頻度を月1回程度にコントロールできるようになりました。
小学生の頃から頭痛持ちではありましたが、この頭痛はいわゆる目の酷使などで起きる緊張型頭痛で、マッサージや入浴等で血行を良くすると緩和されるものでした。この手の頭痛は最悪、バファリンなどの市販の頭痛薬を飲めば治ります。
しかし30代からバファリンの効かない頭痛が始まり、それが続きだしたので、初めて近所の脳神経科クリニックを受診したのでした。
低血圧と体質
受診結果の診断で分かった事は自分が低血圧である事、またこれは体質なので変えられないという事でした。
下が70台、上も100ちょっと。場合によっては100を切る事もしばしば。
血圧は高い方が健康に良くないと思っていました。しかし血圧が低い事が偏頭痛を頻繁に抱える要因の一つである事も後に学びました。
この時、処方されたのは血圧を上げるためのリズミックと、偏頭痛の頓服薬としてマクサルトです。
偏頭痛薬の副作用
偏頭痛は脳の血管が何らかの理由で拡張し、周りの神経に炎症を起こす事で発生します。対処には拡張した血管を収縮させなれば痛みは引きません。よってマッサージや運動等、更に血管の拡張を促す事は全く逆効果です。
処方されたマクサルトは血管の膨張と神経の炎症を抑える薬です。
しかしながらこの薬の服用後、頭痛を抑える代償として、強い副作用が襲ってきました。喉を締め付けられているような不快感(食べ物を飲み込むと物凄い飲み込みにくさを感じる)、全身を覆う強い倦怠感等です。
偏頭痛の痛みか副作用の辛さかという二択になってしまう程、究極の選択を迫られてしまい、クリニックの医師に別の薬を出してくれるようお願いしました。
次に試したのがゾーミック。マクサルトよりはマシでしたが、これも同様の副作用に襲われて断念。
そしてその次がイミグラン(先発薬)/スマトリプタン(ジェネリック)。
これらは結局はトリプタン系と呼ばれる同系統の薬で作用は血管収縮なので、効能も副作用も同じです。ただ最後のスマトリプタンの副作用が一番弱かったので、これを数年間、頭痛が起きた際に飲み続ける事になりました。
一度、アマージを試してみましたが、上記3種とは違い、副作用も弱いのですが、頭痛に対する即効性も低く、長時間に渡って、じんわり緩和するような効き方でした。従ってあまり好みの薬ではありませんでした。
これらの薬は強い作用をもたらす為、処方箋が無くては購入できません。ただ偏頭痛には特効薬として広く使われており、頭痛単体への効果は抜群です。但し、飲むタイミングを逸すると、効かなくなる事も多いようです=頭痛が来そうな感じがする段階や来始めの段階で服用。私の場合は、いつ飲んでもよく効きましたが。
また副作用については個人の体質や体調によって出方が異なるのではないかと思います。私も服用していたスマトリプタンについても副作用の強弱がありました。
偏頭痛に手っ取り早く対応するには、やはり処方薬を服用するのが一番効果があります。この種の頭痛は寝ても治らないケースが多いのです。
偏頭痛を治したい その②は頭痛の予防について私が試してきた事をご紹介したいと思います。